日本はサッカービジネスやクラブ経営のノウハウを欧米に学ぶべき
日本のプロサッカーリーグであるJリーグの各クラブは、日本全国のスタジアムで白熱の試合を繰り広げているため、観戦に訪れたサポーターを熱狂させようと努力を重ねています。
スタジアムの入場料やグッズの売り上げでクラブは相当儲かっているというイメージを持っている方も多いはずですが、実は利益は思うように上がっていないのが現状です。赤字を計上するクラブの数も多く、クラブ経営が上手く行っていないという現状が問題になっています。
こういった現象を改善するためには、欧州や南米のサッカービジネスをもっと取り入れるべきなのではないでしょうか。
特に参考になるのが英国のプレミアリーグで、テレビ局からの莫大な放映権収入を各クラブに分配することで、巨額の利益を与えることに成功しています。しかし日本では地上波でサッカーの試合が放送されることは非常に少なく、各クラブの利益が上がらない要因になっているのです。
日本のサッカー文化を衰退させないためにも、各テレビ局はぜひ積極的に試合の放映権を獲得して放送する仕組みをしっかりと整えるべきなのではないでしょうか。
次に、日本のクラブは選手の売却がとても苦手です。確かにJリーグでしか活躍していない選手を高額で売却するのは厳しい交渉になりますが、ポルトなど売却の上手いクラブのビジネスモデルを参考にするべきでしょう。
契約時に、買い戻し条件を付けたり、出来高の契約を追加すべきです。この点、南米のクラブはとても上手くやっています。