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欧米サッカーのビジネスモデルとリーグ構造

スタジアム

一口に欧米のサッカーと言っても、リーグの構造は国によって異なります。例えば、ヨーロッパの主要リーグの場合でしたら、トップリーグは20チーム前後でホーム&アウェーで1シーズンを行います。シーズン終了後の勝ち点によって、優勝や下部リーグへの降格などが決まります。

ヨーロッパのリーグは、基本的に自由競争が根底にあります。その為、資金力の強いチームが上位に食い込む傾向が強いです。またビジネス的には放映権料が各リーグあるいは各チームに潤沢な資金を与えております。放映権料の分配は、リーグ戦上位のチームや試合の放送数などによって決められます。ですので、同じトップリーグでも上位と下位では放映権料収入は大きく差が出ます。

一方、近年人気が急上昇しているアメリカのサッカービジネスは、ヨーロッパとはリーグ構造が大きく異なります。まず、昇格や降格がありませんし、レギュラーシーズンが終了するとプレーオフが開催されます。これは、他のアメリカスポーツと同じようなシステムですので、同じサッカーでもヨーロッパとはビジネスモデルが大きく異なります。また、サラリーキャップやドラフトによって戦力の均衡を維持する狙いがあります。